関東での抗争は「永寿派」と「上杉派」に分裂。膠着状態に入る中、足利一家本家若頭として政権を掌握する細川勝明は関東の混乱を拡大させるため暗躍を続ける。長尾昌賢の跡を継いだ長尾宗徳はその思惑を読み取りつつ上杉派を指揮する。一方、静岡では今川組にスパイとして送り込まれていた伊勢新九郎が早逝。彼の護衛役として雇われていた風間小太郎ら七人はある決断をする。そして、いよいよ西でも足利一家執行部を二分する大抗争が始まろうとしていた。東西の大抗争。それは戦国時代の始まりを意味していた。Outlawsシリーズ第三弾。

目を開けると僕は王の宮殿にいた。かつて魔王率いる魔物の群れからパデシア大陸の民を救った救世主。隠遁していた彼に国王は新たな任務を依頼する。その任務とは魔王を倒すよりも難しいものだった。現代社会の闇は平和になったファンタジーの世界をも侵し始めていた。幻想の世界と現実の世界。どちらが

機械類が人類を滅ぼし、およそ一千年後。日本は機械類が支配し新たな文明を築いていた。二度の大戦以来、動植物の多くが絶滅し、特にこの地上から「花」が消えていた。今では実在していたかどうかも疑問視される存在になっている。主人公オルドは花の研究員として製造された機種。等級も低く、平凡で決